頭蓋骨の成長がAGAの原因という説はありえる?

頭蓋骨の成長がAGAの原因という説はありえる?

AGAの原因は5αリダクターゼやジヒドロテストステロンなど男性ホルモン、そしてシャンプーやドライヤーによるダメージや不規則な生活習慣などが誘引として挙げられます。ですが、ある一節では「頭蓋骨の成長」が原因になっているとも言われているようです。

 

人間が成長する上では頭蓋骨も比例して成長するものですから、もし頭蓋骨が大きくなることが原因であれば、ほとんどの人にAGAのリスクがあるということになりますね。では、本当に頭蓋骨の成長は原因になるのでしょうか。

 

頭蓋骨の成長によって起こる薄毛

 

結論からいうと、頭蓋骨が大きくなることでAGAが引き起こされることはありません。AGAの原因はあらゆる要因が重なるとしても、最終的にはジヒドロテストステロンが男性ホルモンレセプターと結合し、脱毛のスイッチが入ってしまうことです。

 

頭蓋骨の成長はこれらの過程に関わりがないので、AGAが起こることはないといっていいでしょう。

 

ただし、頭蓋骨が成長して変形するせいで薄毛が起こることはあると言われています。頭蓋骨は23個の骨で形成されていますが、この形が歪んだりずれてしまうと血行不良が起こって栄養が行き渡らなくなり、毛根組織の活動が低下して薄毛が引き起こされるのです。

 

薄毛になりやすい頭の形

 

頭を触ってみて、全体の形が綺麗な円を描いていれば、特に薄毛の心配はありません。ですが、一部分だけ出っ張っていたりデコボコしているという方は注意が必要です。

 

(ちなみに私の場合は両サイドの角が出っ張っています。おでこの骨も出っ張っています。AGAと関係あるのだろうか…)

 

形が歪んでいるということは、その部分の血流が悪くなりやすいですから、髪全体への栄養が行き渡りにくくなっています。

 

髪が成長するには栄養が欠かせないので、円形じゃない場合は頭皮の血行を意識した方が良いでしょう。ただし、綺麗な円形であっても栄養の摂取が足りなければ薄毛のリスクはあるので注意してください。

 

頭蓋骨が変形する原因

 

頭蓋骨が変形するのは、成長だけが原因ではありません。食事はいつも右側(左側)の歯しか使っていない、頬杖をつくクセがある、足を組むクセがある、背筋が曲がっているなども変形を引き起こします。

 

頭蓋骨の変形には体の歪みも関わっていますし、かみ合わせや首の歪みも影響を与えます。

 

また過度のストレスが続くと、体が緊張して硬くなったり歯を強く噛み締めることが多くなり、頭蓋骨の歪みが起こるので気をつけましょう。頭蓋骨の成長や変形というのは、自分では直接改善することができません。

 

しかし日常生活の中で姿勢に気をつけたり、ストレッチで体を緩めることが改善につながるので、頭の形や大きさが気になる方は正しい姿勢とストレッチを取り入れて薄毛を予防するといいですね。柔道整復師が在籍する接骨院で体全体の骨格を調整してもらうのも一つの手です。

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